Observe It 第 3 回: Kevin Lin と考えるオブザーバビリティのコスト削減
スタートアップから大企業まで、増大するオブザーバビリティ費用への対応を考えます。

概要
Observe It ポッドキャストの第 3 回では、ホストの Daniela Miao が Nimbus と Dendron の創業者 Kevin Lin と対談します。まず、AWS のエンジニアからシアトル地域でスタートアップを創業するまでの Kevin の道のりを振り返ります。Kevin は、オープンソースの Notion 競合製品である Dendron から、オブザーバビリティのコスト最適化に注力する Nimbus へ事業を転換しました。
転換のきっかけは、100 社へのインタビューでした。スタートアップでも大企業でも、オブザーバビリティの費用が大きな課題として浮かび上がったのです。Kevin は現在のオブザーバビリティ費用を、通信事業者が実際のデータコストを大幅に上回る料金を請求していた、初期のテキストメッセージサービスになぞらえます。AWS S3 のようなクラウドのストレージと Datadog などのベンダーの間には、保存コストに 100 倍の差があると指摘します。
Kevin は、Nimbus の目的は新たなオブザーバビリティベンダーになることではなく、既存のオブザーバビリティを最適化することだと強調します。データを失うことなくログ量を 60〜90% 削減する最適化エンジンを提供し、オブザーバビリティそのものを見直す「メタオブザーバビリティ」のツールと位置づけています。
最後に、開発者にコストへの影響を理解してもらう必要性と、ログ集約を透過的に自動化してその負担を軽減するという Nimbus の目標について議論します。
Kevin Lin について
Kevin は、ソフトウェアエンジニアからスタートアップの創業者に転身しました。AWS で 5 年間働いた後、独立して自身の会社を設立しました。専門分野はオブザーバビリティと分散システムです。Nimbus の前には、開発者が大量の情報を整理するためのオープンソースの Notion 競合製品を手がける、YC 支援のスタートアップ Dendron を立ち上げました。余暇にはクライミングと長距離走を楽しんでいます。