導入事例
Web3 スタートアップ Goldsky、Momento でコストと運用負担を削減
Goldsky は Momento Cache を 1 週間未満で本番導入し、コスト効率、信頼性、性能を向上させました。
業種:ブロックチェーン、暗号資産
ユースケース:ブロックチェーンデータのキャッシュ
Goldsky は、Web3 アプリケーション向けにリアルタイムのデータストリーミングを提供する、ブロックチェーン基盤のスタートアップです。開発者が高品質なブロックチェーンデータをプロジェクトで容易に利用できるようにし、データの変換、拡充、独自のデータ連携を支えています。
ブロックチェーンのコストと信頼性の課題を解決
Goldsky の Index サービスは、自社運用と外部事業者の ETH RPC ノードに依存しています。これらの上流エンドポイントは、信頼性と費用の両面に課題があります。そこで、ブロックチェーンデータをキャッシュし、依存度を下げることにしました。実現できればコストと信頼性を大きく改善でき、キャッシュに通常伴うバックエンドの運用作業も避けられれば、さらに大きな効果が期待できます。Momento Cache は、初めから最適な選択肢に思えました。完全サーバーレスで、毎秒数百万リクエスト(RPS)に対応し、既存のアーキテクチャにも容易に組み込めます。
最初の打ち合わせで、Momento を選ぶ決意が固まりました。率直に言えば、チームをとても気に入ったのです。PoC の過程でも、私たちの用途に合うキャッシュ戦略の助言を含め、手厚い支援を受けました。キャッシュ戦略の検討は必要だと分かっていながら、十分に掘り下げる余裕がありませんでした。それも、サーバーレスの運用モデルを求めていた理由の一つです。
開発から本番導入まで 1 週間未満
Momento は 1 週間未満で本番導入できました。実際にコードを書いて動作させるまでにかかったのは、わずか数時間です。残りの時間は、アプリケーション固有の要件に合わせてキャッシュ戦略を調整するために使いました。
Momento Cache は現在、インフラの中核を担う信頼できるコンポーネントです。私たちは、ユーザーが Goldsky にアップロードしたサブグラフを代わりに管理する、サブグラフホスティングというサービスを提供しています。その処理では、Ethereum ノードやほかの ETH 互換チェーンにブロック情報を問い合わせる必要があり、呼び出し回数は膨大です。これらの呼び出しはインフラ費用を押し上げる一方、ノードの信頼性は私たちでは制御できません。そのため、上流のプロバイダーと負荷分散層の間に Momento を配置しています。

利用を拡大する過程では、ネットワークトラフィックの急増により Amazon EC2 インスタンスのリソースが枯渇し、タイムアウトが発生する問題もありました。Momento は原因究明を丁寧に支援し、クライアント側のデバッグ用の計装を追加してくれました。これにより、リクエストの傾向に関する詳細なメトリクスを取得できるようになりました。さらに、タイムアウトを大幅に減らすための水平スケーリング戦略の策定も支援してくれました。こうした経験から、今後のワークロードにも安心して Momento を組み込めると感じています。
導入効果をさらに広げる

Momento Cache の導入により、ロードバランサーから送信する RPC リクエスト数を半分以下に減らし、リクエストの p50 レイテンシも 75% 改善できました。


導入後は、Goldsky のインデックス作成が競合サービスより 2〜5 倍速いという報告もユーザーから届いています。これらの効果に加え、社内のコスト削減も実現しています。
これほど簡単に導入できるのであれば、ほかの領域でも効果を得たいと考えています。現在、エンタープライズユーザー向けの機能を強化するため、API サーバーの機能拡張にどう活用できるかを調査するとともに、さらに多くの用途を検討しています。今後のキャッシュ需要には、すべて Momento を利用する予定です。